最近観た映画(3-5月)と見そびれメモ

 

最近とは??? って感じ。半年サボってしまった。

記憶を掘り起こしながらのメモ。

 

ドラえもん のび太の月面探査記

doraeiga.com

特にドラえもんに思い入れがあるわけじゃないんだけど、脚本が辻村さんだというので観た。
いやーほんっと辻村さんの台詞回しはいいよねえ。誠実な言葉なのに熱血でグッとくる!

 

あとは全体的に演出が冴え渡っていたなっていう。

序盤、のび太が例によって「遅刻遅刻~」って慌てふためき階段から落ちるシーンがあるんだけど、そこでぶちまけたランドセルの中身にね、教科書やノートに混じって「ビニール袋に入った食べかけのコッペパンが出てくるんですよ。
すごくない???

のび太はランドセルの留め具をきちっと留めない粗忽者
・前日の給食の残りを持って帰ってきたまま忘れている
・ということは、おそらく教科書も前日の時間割のままである

その3秒とか4秒のワンシーンで「ああ、のび太ってそういう子だったよな」って思い出すんだよ。
あの演出が、わたしのようにTVシリーズも久しく視聴してない大人のためのカットだったのかはわからないけど、とにかくあのワンシーンで「こいつぁ期待できるぜ」って作品への信頼度がぐっと上がったよね。

 

隣の席にお母さんと来てた4~5歳くらいの子がいて、集中力持つかなあ、がんばれ~と思ってたけど、めちゃくちゃ前のめりで一生懸命見ててかわいかった~!!

 

 

★アリータ: バトル・エンジェル

www.foxmovies-jp.com

アリータ男見る目なさすぎ。
パパのほうが百倍いい男じゃんよ!!!!
ってずっと思いながら見てたけど、まぁでもアリータも十代の女の子だし、あの優しいパッパに煩わしさを感じてダメ男に惹かれちゃうわな……。

お父さん(ドクター)がすごいいい男なんだ、優しいし誠実だし信念があってそれを実行する行動力と意志もともなってるし。
それでいてアリータのことになると過保護で心配性だし。でも最終的には信じてくれるし~。

モーターボールの試合前のそわそわがかわいくてニコニコした~


銃夢はちゃんと読んだことないので原作との相違はよくわかんなかった。
賞金稼ぎの小悪党くんどっかで見たことあるなと思ってたらデップーのフランシスくん!!
顔立ちが嫌味なくらい整ってるからだろうか。この人こんな役ばっかだなw

 

 

 

THE GUILTY ギルティ

guilty-movie.jp

めっっっちゃ面白かった!!
誘拐された女性からの緊急通報を受けた警察官が、音と声だけを頼りに事件解決に奔走するサスペンス。
最初から最後まで署内のコールセンター内だけでドラマが進行していくワンシチュエーションもので、「search」とよく似た感じなんだけど、緊張感の種類が違うっていうか、わたしはこっちのほうが断然好き。


わたしの個人的な印象なのか、意図的にそういう演技をしてたのかわからないけど、主演のヤコブ・セーターグレンという俳優さん、表情がアップで映ってもいまいち感情が読めないというか、ちょっと得体の知れない雰囲気があって、二重三重の緊張感が張り巡らされてるようでめちゃくちゃよかった。瞳の色素が薄いせいかなー。

 

ネタバレになっちゃうので詳しくは申せませんが、ギルティってタイトルの意味がだんだんと浮かび上がってくるような構成がほんと秀逸。
ジェイク・ジレンホールでハリウッドリメイクが決まってるらしいのでそっちもめちゃくちゃ楽しみ!

 

 

 

★グリーンブック

gaga.ne.jp
今年の期待外れNo1かも。
ちょっと色々と思うところがありすぎた。
このご時勢にわざわざこのテーマを扱ってこれしか出来ませんでしたか?という。

 

 

 

★移動都市/モータル・エンジン

mortal-engines.jp
TLで一切話題になってなかったけどハチャメチャに面白かったよ!!!
原作者もバカだけどこれを映画にしてしまったスタッフ陣も相当な愛すべきバカ。(賛辞です)
なにしろ「動く都市」の描写がすごい。どう見ても物理法則を無視した動きで格納されていく都市!!
しかも動力がなんか……なんかあの……鉄クズを溶鉱炉でざくざく燃やすっていう!!!
まだカルシファーのほうが説得力あるわ。


原作未読なんでここらへんちゃんと科学技術が描写されてるのかわかんないんだけど、とにかく映画の描写がバカとカッコイイの中間くらいでとてもよかった。
特撮の巨大ロボが発進するシーンみたい、といえば伝わるだろうか。
こまけぇことはいいんだよ、みたいな、勢いだけで魅せてるのがとても胸熱。そうそう、こういうのでいいんだよ!!

VFXの動く都市が目当てだったので正直ドラマはまったく期待してなかったんだけど、わたしの大好きな「自我を持った人工知能の葛藤」ネタがぶっこまれていて人間ドラマもめちゃくちゃ楽しめた!!
しかも幼女(少女)×殺戮マッシーンっていう……最の高の組み合わせ!!ありがとう!!


反都市同盟の本拠地、シャングオの描写もよかったなあ、あの世界の暮らしや宗教を延々と夢想するよね。

博物館にミニオン像が古代の神として保存されてたり、トゥインキーが保存食として扱われてたり、随所に小ネタが織り込まれてたりして面白かった。

 

 

 

★アンダー・ザー・シルバーレイク

gaga.ne.jp

「イット・フォローズ」のデヴィッド・ロバート・ミッチェル最新作。
イット・フォローズみたいなホラーを想像してたから、観終わった時宇宙猫みたいな顔になってしまった。
最初からこういうものだと思って観てれば面白かったのかもだけど、観てる最中、いつホラーになるのかな……って思いながら観てたからめっちゃ疲れたw

サム・ライミを観に行ったはずなのに、出てきたのがホドロフスキーだった、みたいな……。スイーツ食べに行ったらプルコギ丼出てきたみたいな……。(伝われ)

 

たぶんわたしと同じような期待をして観に来てた人も多かったっぽくて、1時間くらい経った時、前列のおじさんがいびきかいて寝始めたw
まず、これはシルバーレイクっていう土地の特殊性が知識としてないと面白みがわからないんじゃないかと思う、アメリカの事情に特に詳しい日本人以外は、鑑賞前に予習が必要な類の映画。
わたしは後から町山さんの解説を読んでようやく腑に落ちた部分も多かった。

 

miyearnzzlabo.com

イット・フォローズが面白かったから気になるな~という人、いいですか、これはコメディ映画です。コメディです。悪夢版ララランドです。そこんとこよろしく。

独特の雰囲気があるので、こういうのめっちゃ好きな人は好きだと思う。わたしは残念ながら刺さらなかった、っていうかイット・フォローズみたいなのが観たかったんだよう(泣)

 

 

 

バンブルビー

bumblebeemovie.jp
めっっっちゃよかった、結局トランスフォーマーシリーズは未履修のままだけど、シリーズ知らなくてもこれは単体でめっちゃおもしろかった。
もうさ~~~バンブルビーがかわいいのなんのって……。

 https://twitter.cm/l0xhttps://twitter.com/l0x0U/status/11108588875093688320U/status/11108588

でかい図体をせいいっぱい小さくしようと縮こまる格好はもちろんなんだけど、戦闘が始まった時にチャーリーを安全な場所(ゴミ箱)に隠す時の手つきが~さ~あ~もうあのシーンだけ100万回リピートしたい。
博士といい少佐といい、チャーリー以外の人間があまりにも単純なので、ディセプティコン「この星めっちゃチョロい」って通信されてそう。


ヘイリー・スタインフェルドめっちゃよかったよ!!スウィート17モンスターの時からファンです!!

www.sweet17monster.com
アメリカ版こじらせ女子というか、口を開けば憎まれ口、やることなすこと裏目に出る!っていう女の子の話。
自分の十代頃思い出してアイタタっなるけどすごくかわいくていい映画だよ~。また教師役のウディ・ハレルソンがいい味出してるんだ!!

 

 

 

キャプテン・マーベル

marvel.disney.co.jp

良すぎて泣いた。MCUで一番好きかも。力ってなに? ヒーローって何? みたいなコアな部分をグツグツ煮詰めたキャラクターだった。

ネコチャン!!!!!!!!!!!!

ブリー・ラーソン、「ショート・ターム」の時からすごい女優さんだなあと思ってたけど、「ルーム」とか社会派なイメージが強くて、観るまでは「この人がアメコミヒーロー???」ってちょっと違和感があった。
すみません最高でした。ありがとうブリー・ラーソン!!!!!!!一生ついてくよ!!!!
そしてネコチャン!!!!!!

 

なんかこの人演技力が高すぎて実年齢より老成して見えるんだけど、今回一番若く見えたw
フューリーの「友人」としてのキャロル、数多のヒーローたちの中でも特殊でスペシャルな力を持ったヒーロー、そしてアベンジャーズ結成へと繋がるすべての礎としての存在、どの彼女としても説得力があった。

作中、NoDoubtの「Just A Girl」が流れるめっちゃいいシーンがあるんだけど、歌詞が、歌詞がさ~これまんまキャロルなんだよ!!

 

 

【ここからネタバレ注意】

 

 


スペース・ストーンの力を取り込んだことで単身でも宇宙空間を移動できるという、ヒーローの中でももはやチートに近い力を持ったキャロル。
ストーリー上は「事故」なんだけど、これキャロルじゃなければ普通に死んで終わりだよね。
女性としてずっと抑圧され、何度転んでも、何度お前には無理だと諭されても不屈の精神で障害をはね除け立ち上がってきたキャロルだから、スペース・ストーンの桁外れのパワーにも負けなかったんだと勝手に解釈したよ。

ただの猫大好きおじさんとしてのフューリーもよかったw
あんな神妙な顔で「この目は昔信頼していた相手にやられてな……」ってキャップに語っておいてからに、ねこ構いすぎてねこパンチ食らっただけやないかーい!

 

 

 

★ブラック・クランズマン

bkm-movie.jp

4月はこれだけ。5月の原稿の追い込みと体調崩してダウンしてたのでほとんど映画館に行けず。
でもこれだけは観られてよかった!!

圧倒的だった。これがちゃんとエンタメになってるのがすごい。物語とは、フィクションとはこういうものを表現するためにあるんだなあって。

トークリー・カーマイケルも知らなかったくらい無知なので、きちんと向き合わねばと本を何冊か読みました。


それはそうと、映画館で胸を掻きむしるほどアダム・ドライバーがかっっっっこよくてですね……。
この人の声好きだなあ~、ボソボソっとしゃべるのに存在感あって。

 

 

 

★名探偵ピカチュウ

meitantei-pikachu.jp

5月はエンドゲームとこれのみ。引き続き寝込んでおり、ずっと楽しみにしてたこの二本を観るのがやっとだった....。

いい大人がよってたかって莫大な予算をつぎ込み「ポケモンと暮らす世界」を具現化しちゃったよ……。
わたしが想像できる範囲の中では最高の実写化だと思う。
もーとにかくしわくちゃのピカチュウが可愛すぎて、黄色いモフモフを目で追うのに必死になるあまり、字幕をところどころ読みそびれるという現象まで起きる始末。
レイトで観に行ったので、お客さんみんないい歳の大人や若者カップルばっかりだったんだけど、最初にピカチュウが出てくるシーン、スクリーンで見る黄色いモッフモフのあまりの破壊力に、さざなみのようなどよめきが起きてて面白かったw

ただ、モフモフに惑わされがちだがストーリーは基本的にかなりシリアスだしけっこう重い。
「あれっ……なんか思ってたよりだいぶ……深刻ですね……?」ってなるんだけどスクリーンの中の黄色いモフモフがあまりにもラブリーかつなごむのでその温度差に最初めちゃくちゃ戸惑った。

 

トレーラーではほとんど出てこなかったコダックがめちゃくちゃかわいかったな~!!
ルーシーに背負われてるとこ、最早そういうリュックか何かにしか見えないよ~かわいい~。
ルーシーも初めは「あっ苦手なタイプのヒロイン」て思ったけど、コダック連れ歩いてすごい大事にしてるとこ見て「めっちゃいい子じゃん!!!!」ってなった。

チャイルドシートに座るピカチュウのかわいさどうかしてたよね……なにあれ……。

 

あとは映画スタッフの、「ミュウツーの逆襲」へのすごいリスペクトを感じた。
実写のミュウツー像が完全に劇場版「ミュウツーの逆襲」のミュウツーだったもん。キャストさんの声質や演技もかなり市村さんのミュウツーを意識してるなって感じしたし。

 

ただ正直オチに関しては「えっあっ……そう……」てなったかな。↓ネタバレ

 

fusetter.com

 

 

アベンジャーズ/エンドゲーム

marvel.disney.co.jp

 鑑賞直後の、様々な思いが去来しすぎて感情が大渋滞中の殴り書きメモ↓(ネタバレ全開)

fusetter.com

とにかくありがとうとしか言えないです、ありがとうねキャップ。

 

 

 

★3~5月観そびれメモ 


岬の兄妹
ウトヤ島、7月22日
シンプル・フェイバー
スパイダーマン・スパイダーバース
マイ・ブックショップ
ふたりの女王 メアリーとエリザベス
ビリーブ 未来への大逆転
ダンボ

 

孤独なふりした世界で
バイス
芳華-Youth-
ある少年の告白
キングダム
イメージの本
バースデー・ワンダーランド
リアム16歳、はじめての学校

 

ドント・ウォーリー
ガルヴェストン
ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス
ベン・イズ・バック

 

 

最近観た映画(2月)と見そびれメモ

2月に見た分と見そびれのメモ。

 

 ★怪怪怪怪物!

台湾の人気作家・九把刀のホラー映画。(原題:報告老師!怪怪怪怪物!)

予告だけでビビリちらかしてたんだけど、これを逃すともう劇場で観る機会はないのでは、と思ってがんばって行った。

全然ホラーじゃなかった!!!学園もの青春ドラマだった!

はちゃめちゃに面白かった!九把刀は間違いなく天才!!!

 

イカジュースのくだりは映画史に残る名シーンですよ……。

スプラッタコメディホラーの名作「CABIN」や「ザ・グリード」などを彷彿とさせる血みどろシーンでありながら、間に挿入される、ミキサーをうっとり見つめるいじめっ子くんと優雅なBGMの演出が最高にロマンチック(?)なのであります。最高!!

 

主人公の子もよかったんだけど、何よりこの、人の心がないいじめっ子ボス役のKent Tsaiの演技が凄かった!!まだ21歳とのことで、今後の活躍が楽しみー!

間違いなく2019ベストに入るのでネタバレありの詳しい記事を別に書きたいところ。

 

 

 

★KICKS 

正直、わたしにはスニーカーひとつで突然モテ始める社会も突然挿入されるラップ音楽も車でグルグル回る?遊びも何がCOOLなのかさっぱりわからず何一つピンと来ない映画だったんだけど、世の中には色んな価値観があるでござるな……ってことだけはよくわかった。

そう、町によってはスニーカーひとつで人が死んだりすることもあり得るわけだ。

それにしてもおじさん怖すぎ。よう会いに行ったな、フラコより怖いわ。

 

 

 

女王陛下のお気に入り

 

女王の寵愛を巡ってのガチバトル!

下克上女中エマ・ストーン VS 鋼鉄の公爵夫人レイチェル・ワイズっていうだけですでに面白すぎる。

しかも監督が殺伐版ズートピアこと「ロブスター」のヨルゴス・ランティモスですよ。

歴史ものらしいし、果たしてものを知らないわたしが楽しめるかなぁ…ってWikipediaでアン女王の記事にさっと目を通してから観に行ったけど杞憂でした!

夫のジョージ王配も出てこないし、歴史考証とかどうでもええねんや面白ければ!という作りでとても楽しめた。(ガチ歴史ものを求めてる人には不満だと思うけど)

舞踏会の滑稽ダンスといい、相変わらず独特のユーモアセンスがいっぱい詰まってて観ててニヤニヤしたよ。

 

ドレスに身を包んだエマ・ストーンレイチェル・ワイズがため息をつくほど美しかったけど、何より、孤独と劣等感にさいなまれる女王を演じるオリヴィア・コールマンが圧巻でしたね。

サラと少女のようにじゃれあう無邪気さ、子供を亡くした悲しみと孤独、自分の寵愛を巡って火花を散らすアビゲイルとサラを見て悦楽に浸る悪徳さ、女王という特異な立場でありながら一人の女性として共感できるようなキャラクターを完璧に演じきっていてお見事。

ラストの女王とアビゲイルのシーンは色々含むところがあって他の人の考察を読むのも面白い。

 

 

 

★アクアマン

弾ける雄み!史上最強の水陸両用マッスル!

極厚三元豚カツカレー丼大盛りトッピング全部乗せ、みたいな感じの映画。

とにかくモモア様にメロメロになる2時間。でも作中で一番いい男はアーサーのパッパだと思う!

フォロワさんとも話してたんだけど、ソー&ロキ兄弟といい王家の男子ヒーロー、国の存亡に関わる兄弟喧嘩しがちっていう……。

今回のヴィランのブラックマンタ、逆恨み以外の何者でもないしコスもなんか笑っちゃうし大した活躍もせずシュンっといなくなって「おまえそれでええんか」と思ってたらちゃんと続編へのフラグ立ててくれた!偉い!!

MCUに比べてこっちのシリーズ全然ピンと来なかったんだけど、アクアマンは続編あったら絶対観るよ!

 

 

 

【レンタルや配信で観た分】

スカイライン-征服- (字幕版)
 

続編の「奪還」の予告を知って、うわーノーチェックやった!大好物の異世人侵略モノやん!と思っててアマプラに入ってたこっち観た。

襲い来る異星人から逃げ惑う主人公たち、っていうよくあるパニックものだけど、高級マンションから一歩も出ずストーリーが進行するのに緊張感が持続するとこがすごい。オチは賛否両論だろうけど、わたしはすっごい好きなタイプ!

惜しいことしたな~、劇場で観たかった!

 

アクアマンの予習にジャスティス・リーグまで観ておくか、と思ったんだけどこれだけで力尽きた。スーサイド・スクワッドだけはジャレッド・レトさま目当てに観に行ったけど微妙だったしな……。

いや、面白いんだけど、ドラマもしっかりしてて面白いんだけど何だろう、ヒーローものにしては燃えが足りないっていうか……。

ハリケーンのシーンのお父さんはよかったです。

 

オートマタ(字幕版)

オートマタ(字幕版)

 

ディストピアもので自我持ったAIもの、っていう大好物の設定だったので以前からチェックしてたのがアマプラに来たから観たんだけど何一つピンとこなかった。

もうちょっとこう、あるでしょう!この設定を生かすストーリー展開が!怒!!

 

 

【1-2月見そびれメモ】

・ANON アノン

・ミスターガラス

・天才作家の妻 40年目の真実

ナチス第三の男

PSYCHO-PASS サイコパス

・マチルド、翼を広げ

・未来を乗り換えた男

・七つの会議

ファースト・マン

・ちいさな独裁者

・デス・ショット

・サムライマラソン

・パペット大走査線

 

 

最近観た映画(1-2月)

今年は観た映画をちゃんと言語化して記録しようと思ってたんだけど、もう3月だよ。

全然最近じゃない。今年入ってから観た分のメモ。1月~2月上旬まで。

 

 

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2回目)

サーチ観るついでに2回目観ました。感想はこっち↓ 

2018映画マイベスト 【ベストスリー編】 - いつもねむい

 

 

 

★search / サーチ

公開当初の10月は原稿やってたので心の余裕がなく年明けに観た。

すべてがPCの画面の中で進行するという演出がすごい。冒頭の5分くらいで母親が病気で亡くなったこと、母親の不在でティーンエイジャーの娘と父親の間に溝が出来ていることなど、登場人物の把握と心情が理解出来るとこだけでもう上手すぎる。

行方不明になった娘を探すサスペンス映画なんだけど、何よりゾっとしたのは娘の行方を必死で探す父親に対するネット上の世間の反応。

 

「彼女頭いいからグループ勉強会に呼んだだけ。別に友達ってわけじゃないしぃ~」と父親に向かって平気で言ってたクラスメイトの女の子は、娘が行方不明だという報道が流れるや否や、しれっと「彼女とは一番の親友だったの.....こんなことになって胸が張り裂けそうよ」と涙ながらに訴える動画をYoutubeに上げるわ、娘の安否を気遣うあまりに関係者に詰め寄る父親をこっそりスマホで撮った画像を流して無責任に叩くネット民。

 

映画はアメリカが舞台だけど日本のSNSでも毎日似たような炎上騒ぎが起こってるし、現代のネットに渦巻く無責任な悪意をうまく表現しててすごく引き込まれた。

 

 

 

★ 映画刀剣乱舞(4回)

靖子にゃんありがとうううう!!!

ありがとうけんらんぶ!!!!!!!

(号泣土下座)

電王、シンケン、オーズ、トッキュで号泣してきたニチアサ民なんで「脚本:小林靖子様」という情報を得た時から大変心穏やかに、そして心を躍らせて公開を待てたよ!!

初日に2回連続したけど土日には既に「あの本丸の空気を吸わないと死んでしまう................!!」と禁断症状に悶え苦しんだので、週明け月曜もう一度行った。

 

しかし公開から半月経ってもTLに一切ネタバレが回ってこなかったのがすごい。

(まあそういう人しかフォローしてないんだけども)

刀剣はとにかく分母が多い&層が厚いので、伏せったーで回ってくる熱い叫びやガチの歴史考察などザクザク読めて楽しかった。夢のような半月だった............。

そしてまんまとオーズを再履修した。岩永さんの胸筋に課金したい。

 

考察のような感想のようなものは伏せったーで叫び散らかしてたんだけど、まだ腑に落ちない点もあるのでいずれまとめたい。

 

 

 

★TAXi ダイヤモンド・ミッション

特にこれといって思い入れのあるシリーズじゃないんだけど(すみません)

刀剣まで時間あったので観た。

このノリで5作も作ったことがもう奇跡。わたしはアメリカ版リメイクのやつが一番好きかな~

 

 

 

★ジュリアン

覚悟してた500倍怖かった。父親が完全に人間の皮を被ったモンスター。

日本でも連日痛ましい虐待事件のニュースが流れていたところで、渦中の被害者の胸中を思うと、何にも怯えることなく毎日暮らしている自分に罪悪感さえ感じる。

11歳の少年、ジュリアンを追い詰めていく父親役のドゥニ・メノーシェの演技が本当に凄まじく、スクリーンの外側にいても思わず逃げ出したくなるくらいだった。

 

司法の場において「夫から逃げたい」「父とは二度と会いたくない」と何度も意志表示しているのにも関わらず、母親と子供が一切保護されない現実は日本と共通するところがある。

11歳のジュリアンと、劇中で18歳となった(つまり親の支配下から脱出できる)姉のジョゼフィーヌとの対比も色々と考えさせられた。

 

 

 

 

★ バハールの涙

ある日突然、一族の男を皆殺しにされ、女は拉致され繰り返しレイプされ最後には別の男に売り飛ばされる。そういう世界が現実に、ある。

この映画は、2014年に実際に起きたヤズディ教徒襲撃事件をもとにしている。

主人公の女性・バハールは、夫をはじめとする親族を銃殺され、妹とともにさらわれてレイプされる。彼女が部屋に戻ってきたとき、妹は手首を切って自殺していた。

それでも彼女は、ISILに連れて行かれた息子を救うため、銃を手に取り戦う。

 

作中では、もう一人の主人公ともいうべきフランス人ジャーナリストのマチルドの視点から、バハールという女性の戦いが描かれている。

マチルドを見ていて思い出したのは、一枚の写真のこと。

4年くらい前から「世界報道写真展」を観に行っているんだけど、ほぼ毎年のようにイスラム過激派の被害者の凄惨な写真が展示されている。

2018年、「人々の部」の1位になっていたのはナイジェリアのイスラム過激派「ボコ・ハラム」に誘拐された少女たちの肖像写真だった。

美しく身繕いをさせられた少女たちは、その体に爆発物を縛り付けられ、街中で自爆するよう命じられたそうだ。(写真は、運良く逃げだし救助された少女たちの肖像)

日本で生まれ育ったわたしにとってはどちらも想像を絶する経験で、この映画も、少女たちの写真も、何をどうやって受け止めたらいいのか正直わからなかった。

そんな中で、強烈に印象に残っているマチルドの台詞がある。

「真実なんて、クリックひとつで終わりよ。なにも変わらない。みんな、未来や希望だけ見ていたいの。悲劇からは必死で目を逸らそうとする」

たかだか映画一本、写真一枚見ただけで何か知ったような気になるなよ、と釘を刺されたようでギクっとした。

 

 

 

★バジュランギおじさんと小さな迷子

もうね、開始3分で泣いた。女の子が出てきた瞬間にじわっと涙出た。

この女の子ね、パキスタン北部とインド北西部にまたがるカシミール地方のちっさい村の子なんだけどもね、とにかく自然のスケールがでかすぎる。スクリーンで見るとすんごいの、圧倒される。

あまりにも雄大な景色の中に、ちまっと立ってるんですよ幼い女の子が。

 

あまりにも愛らしい……!!あまりにもいとけない……!!

あまりにも小さい……!!でも生きてる………!!!!!

「いのち………!!!」

と感極まって泣きました。

その後も、この子が何かするたびに「いのち……!!」って毎回涙ぐむ始末。

 

TLに流れてきたこちらの記事に惹かれて観に行ったんですけどほんとめっちゃくちゃよかったです!!

 

 

 

 

 

メリー・ポピンズ リターンズ

 

エミリー・ブラント、「プラダを着た悪魔」で「炭水化物を食べる人よ……!!」って泣きながら病室でゼリー食べてた時から大好き!

歌もダンスも最高にキュートだった~!! ジャック(原作のバートにあたる人物)役のリン=マニュエル・ミランダもめちゃくちゃよかった。今Wikipedia見たら「モアナと伝説の海」の曲と歌唱も担当してるんだなこの人。

前情報なしで観に行ったんで、成長してパパになったマイケルが出てきてびっくりした。単なるリメイクかと思ってた、すみません。

わたしは原作の、うぬぼれ屋でシニカルなメリーを愛しているんだけど、ミュージカル版も1964年版ともども、よく出来た二次創作として好きだよ。

 

 

 

2018映画マイベスト

2018年に日本で公開された映画のマイベスト。

ベストスリーはこっちの記事です。

 

shino09.hateblo.jp

 

ベストスリーは飛びぬけてよかったけど、あとは特に順位はないです。

ベスト10に絞りきれなかったのでベスト12で。

 

 

★ワンダー 君は太陽

wonder-movie.jp

オーウェン・ウィルソンのパパっぷりが観たくて行ったんだけどすごく、すごくよかった……。

「疾患を持って生まれた子ががんばって周りから受け容れられるようになる泣ける話」ではなかった。

 

この映画が秀逸なのは、もう1人の主人公ともいえる、オギーの姉・ヴィアの描き方。

遺伝子の疾患で「人とは違う顔」を持って生まれてきた弟にかかりっきりの両親のもとで「世界一手のかからない子」として育ってきたヴィア。

親友のミランダが高校デビューして急に派手な子たちとつるんでヴィアを遠ざけるようになっちゃうし、相談したくても母親のイザベルはオギーの心配で頭がいっぱいだし、

唯一「お前は私の宝物」と言ってくれるおばあちゃんは亡くなってしまったし。

孤独なヴィアがおばあちゃんとの思い出の地、コニーアイランドの浜辺で膝を抱えてひとりで泣くところ、胸に刺さってざぶざぶ泣いてしまった。

でも決して両親には自分の悩みを見せようともしないし、クラスでいじめられているオギーを優しくなぐさめ、彼の自尊心を守ろうとするヴィア……彼女がいたからこそ、オギーは「太陽」になれたんだと思う。

 

オギーの生まれが特殊すぎて、観客はオギーには感情移入できず、どうしても一歩引いたところから「かわいそう(気の毒)」という気持ちを持っちゃいがちな気がするんだけど、そこに姉ヴィアの視点が入ることで「オギーという太陽が照らす家族の話」としてすんなり受け止められるようになっていた。すごくいい映画。

 

 

シェイプ・オブ・ウォーター

www.foxmovies-jp.com

どうしてもネタバレになってしまうんで感想が言いにくいんだけど、わたしは「人間の社会では受け入れられなかった女性が王子様と出会って彼の国でお姫様になるシンデレラ譚」だと解釈した。

パンズ・ラビリンスの結末もいわゆるメリバというか、あの子にとっての幸福とは?って考えてしまうラストだったので、デル・トロはこういうのが好きなんだな……って思ったんだけど、町山さんの解説を聞いて全然そんな話じゃなかったんだなって!

 

tomomachi.stores.jp

監督の「子供の頃から好きなもの」を全部ぶっこんだような映画なんだけど、上澄みの「大人のお伽話」というファンタジーとしても十分楽しめるし、その上澄みの下にあるアレコレを知るとまた全然違った印象になって面白かった。

あとは美術がものすごく良かったな。イライザの住む、映画館の屋根裏(?)にある部屋がものすごく素敵で、(あのシチュエーションは、彼女はまともな部屋には住めないということなんだろうけど)めちゃくちゃ憧れる。

 

 

デッドプール2

www.foxmovies-jp.com

最高!! 映画館であんなに笑ったの生まれて初めて。

キングスマン:ゴールデンサークル」「パシフィック・リム:アップライジング」「アントマン&ワスプ」とか、去年は人気作の続編がたくさん出たけど、わたしはどれも「面白いんだけど、一作目が良すぎて物足りない……」って感じで、ただ、デッドプールは2のハチャメチャっぷりがすごく楽しかった!!

 

前作は「ウェイド・ウィルソンという男がデッドプールになるまで」の話だったのに対して、今回は「デッドプールがヒーローとして目覚める(?)」という話で、お友達もたくさん出来たしよかったね♡っていう。

ただ、あれだよ、ホークアイの悪口は許さんぞ(怒!)

 

ケーブル役のジョシュ・ブローリンもいい味出してたし、ドミノ姐さん(ザジー・ビーツ)がめちゃくちゃ可愛かった~!!!

前回同様いろんなメタ発言が飛び出すのでMCUシリーズを履修してると5倍くらい楽しい。

 

 

クワイエット・プレイス

quietplace.jp

 

すっごい面白かったけど、緊迫感が尋常じゃなくて映画館で何度か息止まった。

後半の一時間くらい? 緊張を緩められる息継ぎシーンが全然なく、ずーーーっと手に汗握ったままスクリーンに集中してなきゃならなくて、めちゃくちゃ消耗したよ。

「音を立てた瞬間に何かが襲ってきて即死」っていう、こういう特殊な縛りがある映画にありがちな細かいツッコミどころはいっぱいあるんだけど、役者さんの演技力と演出の巧みさによってぐいぐい引き込まれる。

わたしは観賞後に知ったんだけど、監督兼夫役のジョン・クラシンスキーってエミリー・ブラントのリアル旦那さんなんだな。

聴覚障害を持った長女役のミリセント・シモンズもすごくよかったし、俳優さんの演技がすごいな~ってずっと感心しながら観てたんだけど、最後の最後でエミリー・ブラントが全部持ってったw

 

ホラー映画なんだけど、物語の軸になるのは家族の愛情で、そのドラマがすごくよかった。

ラストの、お父さんが..............のところ、先の展開がわかっているのに胸が熱くなる、というすばらしいシーンだった。

 

音を出すと死ぬ系だと「ドント・ブリーズ」とかあるけど、あれは後味があんまりよくなかったというか胸糞系なんで、わたしはクワイエット・プレイスのほうが断然好き。

 

 

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

cpn.disney.co.jp

満を持してのサノスがあんなキャラだなんて………!!ずるくね!?

聞いてないよ!ずるい!!!

何を言ってもネタバレになるのでとにかくMCUを履修してください……としか。

 

全然関係ないけど、トレイラーが出た頃からずっと、友達が定期的に「キャップはいつ髭剃るの? ねえいつ剃るの?」って心配してて笑った。そして今も心配してる。

「いいじゃん、髭面のキャップ、いかにも落ち武者!って感じでよかったじゃん」って言ったらキレられた。ごめんて。

 

 

リメンバー・ミー

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予告観た時から、わたしが大好きな「ブック・オブ・ライフ」に酷似してたからモヤモヤしてたんだけど、ストーリーは全然似てなかった!たまたまモチーフがかぶっただけだった、よかった。

 

ブック・オブ・ライフ、日本では劇場公開なかったから知名度低いんだけど、すごくいい映画なので!おすすめです!


「ブック・オブ・ライフ ~マノロの数奇な冒険~」10.21先行レンタル配信/11.6DVDリリース

 

リメンバー・ミー、最後の20分くらいずっと泣いてた。

ラストで原題が判明するんだけど、そこでダメ押しされてまた号泣。あれは別に配給会社が意図したものではないと思うけど、図らずもそこでもう一回泣かされた。

「大好きな音楽の道に進みたい子供」と、「家業を継いでほしい親」の対立構造って現実でもよくあることだと思うんだけど、あの家族が、ああいう結論に達したことはすごく幸せだなーって。

子供も楽しめるだろうし、大人は大人で色々グっとくるいい映画だった~。

 

 

犬ヶ島

www.foxmovies-jp.com

ウェス・アンダーソンがアニメを!作る!しかも舞台が日本!

ということでかなり前からとても楽しみにしてたんだけど、いい意味で「え!?こういう感じなの!?」って予想を裏切る映画だった。

何を食べて何を見聞きして育てばこういうセンスが身につくのだ………。

 

人間のパートナーとしての「犬」といういきものの愛おしさを極限まで煮詰めたような話で胸が痛い。ただ、犬と暮らしたことのある方は抉られすぎて危険かもしれん。

 

劇中のあるシーンで「七人の侍」の音楽がかかるんだけど、他にも「ああ、この描写は黒澤明監督へのリスペクトなのかな……」って思うシーンがたくさんあった。

まああの、作中の「日本」の描写ってのが街中にチョンマゲ姿の人がいたりするんで、お約束のポリコレ問題であれこれあったみたいなんだけど、多分アジア蔑視とかそういうつもりは全然なくて、ウェス・アンダーソン黒澤明が好きすぎるんじゃないかな……。

 

ストップ・モーションアニメだったら「KUBO」を激推ししてるんで、是非!

これも日本が舞台だよ~。予告だけでも見てお願い。


『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』本予告  11月18日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー

 

 

★バッド・ジーニアス 危険な天才たち

maxam.jp

これも美容師さんにオススメされて観に行ったんだけど、めちゃくちゃよかった!!

 

天才的に頭がいいけど裕福ではないお家の女の子が、親友の女の子とその彼氏の金持ちのボンボンに懇願されて、お金と引き換えにカンニングを引き受けるって話なんだけど、答えをどうやって伝えるかという、カンニングのシーンがスパイ映画みたいにスリリング。

カンニングはいけないことだなんてみんなわかりきってて、その上で主人公の女の子が悪事に手を染めるようになる過程とか、彼女と、もう一人の「天才」である男子生徒の心の揺れが見事に描かれていて、すごく引き込まれた。

タイ映画ってほとんど観たことないんだけど、これを観てもっと色々観たい!!って思った。

 

 

ぼくの名前はズッキーニ

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ポップな感じのポスターだったんで、子供向けなのかな~、ズッキーニって可愛い名前だな~フフン♪とかって前情報なしで観に行ったら、開始5分でアル中のお母さんから逃げようとして慌てて屋根裏部屋の戸を閉めたらお母さんハシゴから落ちて死んじゃうっていう衝撃の幕開け。なんてこった……。

 

序盤からこんなとんでもないパンチを食らってしまったので、これからどんな過酷な試練がこの子に襲い掛かるんだろうってハラハラしながら観てたら、中盤くらいから胸が苦しくなるほど泣いてしまった。すごく優しい話だった……。

 

人形の顔がみんな、目が異様に大きくて、ズッキーニなんか特に青いクマが痛々しい、「わかりやすい愛らしさ」には程遠い造形なんだけど、この一見ギョっとするようなビジュアルがびっくりするくらい生々しい表情を作り出してて、観ているとどんどん好きになってくる。

画面に手を伸ばして子供たちを抱きしめたくなるような、そういう優しい気持ちになるいい映画だった。

 

 

2018映画マイベスト 【ベストスリー編】

2018年に日本で公開された映画のマイベスト。

書いてたらけっこう長くなってしまったので、とりあえずベストスリーを。

基本的にネタバレなしの感想だけど、わりと大事なとこに触れてる部分もあるので注意してね。

 

 

 

映画『スリー・ビルボード』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント

 

去年観た中では、ぶっちぎりのナンバーワン。

打ちのめされすぎて、エンドロール後もしばらくシートから立ち上がれなかった。

すごいよかった、ボコボコにされた。

 

タイトルである「スリー・ビルボード」とは、ティーンエイジャーの少女がレイプされた上、火をつけて殺されるという惨たらしい事件が起こった現場に突如として現われた、3枚の広告板(スリー・ビルボード)のことである。

 

Raped While Dying」(娘はレイプされ殺された)

「Still No Arrests?」(犯人はまだ逮捕されない)

How Come, Chief WilloughbY?」 (どうして? ウィロビー署長)

 

この一枚目、字幕では確か「娘はレイプされ殺された」になってたけど、いまこの記事を書くために広告の原文どんなだっけなとググってみてゾっとした。

これ、レイプされてから口封じに殺されたんじゃなくて、殴られたり傷を負わされて瀕死の状態になってからレイプをされたっていうことなのか。惨たらしいなんて言葉では全然足りないな……。

 

主演のフランシス・マクドーマンドが演じるのは、娘を惨殺された母親・ミルドレッド。

娘を殺害した犯人が一向に捕まらないことに業を煮やし、警察署長のウィロビーを糾弾するためにこの広告を出したが、この広告がウィロビー署長を尊敬する町の人々の反感を買い、ミルドレッドはどんどん孤立していく。

 

……とまあ、ざっくりあらすじを追っただけでも分かるとおり、心が躍ったり温まったりする話ではない。

だけど、深い苦しみや悲しみで絶望にとらわれた人間の前では「善」とか「優しさ」とか、そういうものはまったく無力なのか、とか、これほどの痛みを抱えた人がその先の人生を生きていく意味ってなんだとか。

こう、今まで自分が築いてきた価値観の根っこみたいなのをガリガリ削られる。

フィクションの圧倒的な力に打ちのめされるしかない。そういう映画だった。

 

 

 

 

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映画『ファントム・スレッド』オフィシャルサイト

 

これね、ポスターにも「禁断の愛」とか書かれてるし予告動画見てもうっとりするようなラブロマンスっぽいけどね、観るとね、ほとんどホラーサスペンスなんだよね!

まぁポール・トーマス・アンダーソンだからね! ただウットリするだけのラブロマンス映画なわけないよね!!

 

1950年代のロンドンで活躍するオートクチュールの仕立て屋・レイノルズ・ウッドコックをダニエル・デイ=ルイスが演じている。

この人の作るドレスが本当に素晴らしくて、英国王室の王女様のドレスも全部手がけてるというレベルのすごい職人なんですよ。

そして、その職人を演じるダニエル・デイ=ルイスがもう、面差しから立ち居振る舞いから、すべてが美しい。

そりゃ片田舎でウェイストレスしてる若い娘なんかコロっといくわという美中年なんだけど、この人がもう、本当に男としてはダメ。恋愛や結婚の相手として絶対に選んだらいけないタイプ。

 

女にだらしないとかそういう意味じゃなくて、ややネタバレになっちゃうからアレなんだけど、生身の女性を人間として扱わないの。

「創作のミューズ」と言えば聞こえはいいんだけど、まだ夜も明けない早朝にたたき起こして何時間もマネキン代わりに立ちっぱなしにさせるわ、ふたりきりでいい雰囲気になってところで急に「君のお母さんの写真が見たい」とか言い出すしね……。

 

そういうめんどくさい男と恋に落ちてしまったアルマ(ヴィッキー-・クリープス)が、戸惑いつつもなんとかレイノルズの心を独占しようとあれやこれやがんばる……ってこの言い方だとイイハナシカナー?ってなるんだけどあれやこれやの内容がやばいからね。そこは映画本編をご覧ください……。

 

劇中に出てくるドレスはもちろんのこと、セットも音楽も完璧な美しさで、その中で男女の愛情が描かれるわけだから、それはもう素敵な恋愛映画……なはずなのに、観ているほうはものすごくおいしい毒薬を飲まされているような気分になる。とんでもない映画。

 

 

 

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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ | 大ヒット上映中!

 

 

2015年公開の「ボーダーライン」続編。

一作目が好きすぎて、監督のドゥニ・ヴィルヌーヴが「ブレードランナー2049」のために続編の監督を降板したと何かで読んでから観る気をなくしていたんだけど、わたしが全幅の信頼を置いてる美容師さん(年間300本とか観る人)が「絶対に、絶対に観た方がいいですよ!」と激推ししてくるので観た。

観てよかったアアアアアアアア!

 

なにこれ最高……最高じゃねーの……!(目頭を押さえる)

確かに第一作目とはガラっと空気が変わるんだけど、もうこれ、あの、あれ、続編として最強すぎる。

第一作目と同じ世界線で! 第一作目のあのラストの後で!!! こんなもの観せてくれるなんて誰も思わないじゃないですか!!!ありがとう、ありがとうございます!!(ジャンピング五体投地

 

アメリカとメキシコの国境地帯で繰り広げられる泥沼の麻薬戦争を描いた話で、街中にギャングの死体(全裸)が吊されてるとか、子供達が野球やってる広場の向こうでバチバチ銃撃音が聞こえるとか、日本に住んでる身からするとファンタジーにしか思えないんだけども、第一作目の舞台となったシウダー・フアレスっていう町は本当にこういう世界らしい。

 

第一作目、とにかく1シーン1シーンが痺れるほどかっこいいので是非観てね……。

アマゾンプライムに入ってます。

 

【第1作目のあらすじ】

(引用:ボーダーライン(2015) : 作品情報 - 映画.com)

プリズナーズ」「灼熱の魂」のドゥニ・ビルヌーブ監督が、「イントゥ・ザ・ウッズ」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のエミリー・ブラントを主演に迎え、アメリカとメキシコの国境地帯で繰り広げられる麻薬戦争の現実を、リアルに描いたクライムアクション。巨大化するメキシコの麻薬カルテルを殲滅するため、米国防総省の特別部隊にリクルートされたエリートFBI捜査官ケイトは、謎のコロンビア人とともにアメリカとメキシコの国境付近を拠点とする麻薬組織撲滅の極秘作戦に参加する。しかし、仲間の動きさえも把握できない常軌を逸した作戦内容や、人の命が簡単に失われていく現場に直面し、ケイトの中で善と悪の境界が揺らいでいく。共演にベニチオ・デル・トロジョシュ・ブローリン

 

この映画、原題はスペイン語で「殺し屋」を意味する「Sicario」で、邦題の「ボーダーライン」っていうのは主人公のケイトの中に生まれる「善悪の境界線とは?」っていう疑問を表現したものだと思う。

確かに、映画を観ているうちに何が正義なのか、国家権力って一体なんなのか、よくわからなくなってくる。

 

もうね、麻薬カルテルに家族を殺害されて復讐に燃えるアレハンドロを演じるベニチオ・デル・トロが最の高。

ジョシュ・ブローリンのほうがいかにも「俳優!」っていう顔立ちなのに対して、ベニチオ・デル・トロの顔立ちや雰囲気、仕草、そういうものから滲み出てる「マジで何人か殺ってる」オーラがすごい。(※個人の感想です)

 

この暗殺者アレハンドロが、続編の「ソルジャーズ・デイ」では、何の因果か、憎い麻薬カルテルのボスの娘を護送しなくちゃならなくなってね……。中盤からのこの旅の過程が一種のロードムービーのようで、今思い出しても七転八倒するほど性癖に突き刺さった。

 

またこの麻薬カルテルのボスの娘を演じるイザベラ・モナーがね、どちゃくそ可愛いんだよね……。

初登場シーン、麻薬王の娘であることを揶揄してきた同級生をボコボコにして傲然と見据えるお顔が、女王様のような気品と十代の少女特有の高慢さに溢れていて、一目でファンになった。

トランスフォーマー未履修なんだけど、この子も出てるしバンブルビーが気になるので観ますね)

 

あと、第一作目からかっこええ……って思ってたデルタフォースの眼鏡隊員が続編にもちょっと出ててね、「外回りは気分いいぜ~♪」とかって運転席で上機嫌なのめっちゃかわいかった。続投ありがとうございます。

(デルタフォース眼鏡くんは「jeffrey donovan  sicario」で検索すると出てくるけど、静止画だとかっこよさが伝わらない! 動いてる彼を!観て!!)

 

何の話だっけ。

とにかく第一作目で「正義とは?」みたいなテーマでボコボコ殴られたから、続編はそれなりに身構えて観に行ったら予想外の方向から飛んできた吹き矢がど性癖に突き刺さって抜けなくなった、っていう、そんな感じでした。何も伝わらないね!

 

 

 

こえだサイズ帽子の作り方

 

こえだらいず用の毛糸の帽子(耳つき)の作り方です。

推しであるこえ燭のサイズに合わせて作成しているよ。こえだかわいい。

いろんな動画を参考にしながら我流で編み上げているので、毎回意図したサイズと違うものが出来るけど気にしないよ。

 

 

 

【材料・道具】

■ 百均の毛糸

■ かぎ針 (3号)

■ 毛糸用とじ針

■ 編み物用マーカー (なくても出来る。あると便利かもね~くらい)

 

毛糸は去年キャンドゥで買ったやつで、今年はこのベージュと白のマーブルのが見つからない。売れてしまったのか、入荷がないのか…。

ふわふわっとした印象に仕上がるので気に入っているんだけど、糸を引き抜くときに引っかかりやすいし、目も見づらいので慣れないとやりにくい。

「かぎ針を持つのも初めて」という方は、コットンの糸など、編み目が見分けやすいものでやるといいと思います。

 

 

 

【基本的な構造】

1段目・・輪(細編み6つ)

2~4段目・・細編み2回

5段目・・細編み2回・1回・2・1……と交互に

6~8段目・・細編み1回

9~10段目(つばの部分)・・8段目の半目(上側)に中長編みを2回ずつ編み入れ

 

基本構造は↑のようになってます。

糸の太さや編む人の力加減によってまったく違った形になってしまうので、あんまり気にしなくていいです。

こえだの頭に当てながらこまめに毛糸を引っ張って成形していけばなんとかなるよ。

 

 

 

【作り方】

まず頭頂部の円を作ります。

こちらの動画がすごく丁寧でわかりやすいので、とてもお世話になりました。

これは円の解説動画なので23:55らへんで糸を切ってますが、切らないでね!

その先を編むので糸は切らずにそのままです。

 


【かぎ針編み】円を編んでみようby meetang

 

正直、ここが一番の難関なので、2段目まで編めたらこっちのもの。

2段目を編む要領で、3段目・4段目にも細編みを2つずつ編み入れます。

そのまま2つずつ編み続けるとどんどん大きい円になるだけなので、帽子の形にするために、カーブを入れます。

なので、5段目は細編みを2回・1回・2回……というように、2回と1回を交互に編み入れます。

 

繰り返しになるけど、同じように編んでいても糸の太さや力加減で形が全く違ってくるので、1段編むごとにかぶせたい子の頭に当てて、よしこのへんでカーブをつけよう、と自分の好みで編むのがいいです。

 

6段目から8段目は、細編みを1回ずつ編みます。

そうやって8段目まで編むと、こんな感じになる(はず)↓

 

 実際かぶせてみて、ちょっと小さいかな? と思ったら、毛糸を引っ張って伸ばしてやればなんとかなったりする。あまりガチガチに編むとこの調整がきかない。

ただ、大きすぎた!って時はどうにもならないので、潔く1~2段ほどいてやり直した方がいいです。

わたしも、最初に作った時は理想の形になるまで30回くらいはほどいてると思う。

 

このままでもこれはこれでかわいい。ここで糸を引き抜いて完成にするのもアリ。

わたしはつばがあったほうが好みなので、9~10段目でつばの部分を作ります。

8段目の半目の上側(というか手前側)に中長編みを2回ずつ編み入れます。

 


how to crochet a chopper's hat (ONE PIECE) finalチョッパーの帽子の編み方最終回

 

この動画の3:30~以降の解説がわかりやすいと思う。

最後の糸の処理の仕方も解説されているので、この通りやれば完成します。

このままでも、リボンやボタンで飾りをつけるととてもかわいくなります。

(これは今編んでるのとは少し段や目の数が違う平ぺったいバージョンです)

 

 

 

【耳の作り方】

さっき1段目を作ったのと同じ方法で、輪の中に細編みを6つ編み入れたものを作ります。

ただし、最後に1つ目の細編みに引き抜き編みをしてしまうと円になってしまうので、細編みを6つ編んで、ぎゅっとしぼったところまでやったら、糸を切って、糸端を引き抜く。

すると、右の画像のようなものが出来ます。

 

この糸端をとじ針で帽子本体にくっつけると、リスだかクマだかよくわからない耳ができます!わたしも何の動物かはよくわからない。かわいければいいのだ。

ただ、これはモヘア糸のぼわっと感のおかげでなんとかなってる荒技です。

他の毛糸では、このやり方でやってもあまり耳っぽいシルエットにならない気がする。

 

試行錯誤しながら作ったものですが、何かの参考になれば。

何度も言いますが、この通りに編んでも同じものが出来るとは限らないです。が、

 

かわいいと思ったらそれが正解です!!!!!!!

 

 

 

忘れてましたがマーカーはこう使います。多分。(わたしもよく分かってない)